PTA役員をお断りするときの理由や文例集、丁寧な言い回しについてご紹介します。
子供が小学校・中学校に入学すると避けて通れないのが、PTA役員。
特に小学校は6年間もあり、毎年PTA役員の選出にハラハラされる方も多いと思います。
PTA役員は大切な役目とはわかっているものの、その仕事量の多さから簡単には受けられないのもまた事実ですよね。
今回はPTA役員を円満に、スムーズにお断りする方法や文例集をご紹介します。
一緒に頑張りましょう^^
PTA役員を円満に断る理由
PTA役員をスムーズに、円満にお断りする方法としては理由がとても大切です。
「やりたくないから」という理由は、お断りする理由にならないほか、人間関係にも悪影響をあたえかねません。
具体的な理由で「それでは仕方ありませんね」と相手に思ってもらうことが大切です。
だからこそ、理由をしっかり吟味して自分に合ったものを探しましょう^^
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①下の子がまだ小さい
PTA役員といえば、夕方頃~夜までの集まりが多いのが一般的です。
そうなると、どうしても子供を留守番させておく必要が出てきます。
そのような場合に、下の子が小さいと留守番させるわけにはいかないので、PTA役員を断る理由になり得ます。
またその際、仕事の関係上、主人のフォローが難しい、という条件も口添えすることも効果的です。
②転勤族のため
ただ「我が家は転勤族なので…」といってもあまり説得力がありません。
転勤族である、且つ「転勤が近いうちにもあり得る」ことを伝える必要があります。
毎年、春や秋などに夫の異動の可能性があり、この年度内にも転勤の可能性が高いことなどを伝えましょう。
年度途中で抜けると引継ぎなどでご迷惑をおかけしてしまうので、というニュアンスでいくといいですね^^
また「〇〇の行事などで、私でもお手伝いできることがあればぜひ協力させてください」と、短期的な仕事だけでも協力する姿勢を見せるのも有効的です。
転勤ばかりは誰にも想定できないので、もし転勤がなければ「今年は運よく転勤がありませんでした」と言えば大丈夫です^^
なお、「転勤が決まるまででいいのでお願いしたい」と言われた場合は、年度途中で抜けても迷惑をかけないような補助的な役でお願いしたい旨を伝えましょう。
大役をやらずに済む可能性があります。
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③持病がある
自身に持病があり、通院の頻度が多い場合などはPTA役員をお断りする理由になり得ます。
また持病の内容によっても、PTA役員のような大役は難しいということもありますよね。
病気の内容などを詳しく話さなくても「お察しいただるとありがたいです」と表現するのもいいでしょう。
もちろん、ウソをついてしまうと後々バレてしまう可能性がありますので、あくまで本当に自分に持病がある場合にしましょう。
④家族の介護
実際に家族の介護が必要な場合などは、それを理由にPTA役員をお断りできますね。
介護はとても負担が大きい仕事なので、PTA役員をしながらは実際に難しいです。
介護で時間をとられるためPTA役員は無理である旨をしっかり伝えましょう。
⑤妊娠している
いつ生まれるかわからない、また産後もPTA役員の仕事をやれる状況ではないので、妊娠している場合はしっかり伝えればOKです。
なお、お断りする際に「子供が大きくなったら役員をさせていただければと思います」と一言添えるとより好印象です。
基本的にPTA役員の皆さんは育児経験のある、お子さんがいる親の集まりですので、妊娠には理解がありますので安心してくださいね。
⑥下の子の役員になっている
たとえば、下の子供が保育園・幼稚園などに通っていればそこでの役員を任されている方もいるでしょう。
このような場合は小学校・中学校のPTA役員との兼任は難しいので、しっかり伝えればOKです。
ただし、下の子の役員が終わると狙われる可能性もあります。
⑦どうしても自分では役不足
自分ではとてもその実力がない、やり通せない場合はその気持ちをしっかりと伝えることが大事です。
そして「役員は難しいですが、補助的な仕事でしたらやらせていただきます」と代用の提案をすると受け入れられやすくなります。
なるべく負担の少ない係をさせてもらえるように、しっかりお願いしましょう。
PTA役員を断るための文例集
PTA役員をお断りするための実際の文例集をご紹介します。
ぜひ参考にしながら、自分流にアレンジしてみてくださいね^^
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①下の子が小さい場合
お世話になっております。
このたびPTA役員に推薦していただいた件ですが、大変申し訳ありませんが今回はお断りさせていただきたく思います。
まだ下の子供が小さく、そのうえ主人の仕事の関係でサポートも見込めないことから、PTAの会合などに子供を同伴することになりますとご迷惑をおかけしてしまいます。
下の子がもう少し大きくなった際には、少しでも協力させていただきたいと考えておりますので、今回は何卒ご容赦くださいますよう、お願いいたします。
②転勤族のため
お世話になっております。
このたびPTA役員に推薦していただいた件ですが、大変申し訳ありませんが今回はお断りさせていただきたく思います。
我が家は夫の仕事の関係上、今年度中にも転勤による引っ越しの可能性があります。
年度途中に転勤する可能性も十分にあり得るため、引継ぎなどでご迷惑をおかけすることになってしまうことを考えると、PTA役員はお引き受けが難しい状況です。
今後の行事などでお手伝いできることがありましたら、都度、協力させていただきますので、今回は何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
③持病がある
お世話になっております。
このたびPTA役員に推薦していただいた件ですが、大変申し訳ありませんが今回はお断りさせていただきたく思います。
お察しいただけるとありがたいのですが、実は持病の関係で体調が優れず、PTA役員の仕事をお引き受けするのが困難な状況です。
〇〇の仕事などでしたら私でも出来るかと思いますので、必要があればお声がけいただきたく思います。
今後の行事などでもお手伝いできることがありましたら、可能な限り協力させていただきますので、今回は何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
④家族の介護
お世話になっております。
このたびPTA役員に推薦していただいた件ですが、大変申し訳ありませんが今回はお断りさせていただきます。
現在、母親の介護や入退院のお世話のために不在にすることも多い状況です。
平日も休日も不定期にお手伝い等に行かなければならないため、PTAの集まりへの参加が難しいかと思います。
他の方々もお忙しいことと思いますが、今後の行事などでお手伝いできることがありましたら、都度、協力させていただきますので、今回は何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
⑤妊娠している
お世話になっております。
このたびPTA役員に推薦していただいた件ですが、大変申し訳ありませんが今回はお断りさせていただきたく思います。
現在私が妊娠中ということで、定期的な通院や産後のことなどを考えますと、今年度のPTA役員をお引き受けするのは難しい状況です。
今後の行事などでお手伝いできることがありましたら、可能な限り協力させていただきますので、今回は何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
⑥下の子の役員になっている
お世話になっております。
このたびPTA役員に推薦していただいた件ですが、大変申し訳ありませんが今回はお断りさせていただきたく思います。
現在、下の子の〇〇園で役員をしており、そちらでの集まりや話し合いも多いため、PTA役員との兼任は難しい状況です。
下の子が来年入学しましたら、PTA役員についてもお手伝いできるかと思います。
今回は何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
⑦どうしても自分では役不足
お世話になっております。
このたびPTA役員に推薦していただいた件ですが、大変申し訳ありませんが今回はお断りさせていただきたく思います。
非常に申し上げにくいのですが、私では役をこなす能力や自信がなく、ご期待に添える仕事ができそうにありません。
私よりも適任の方がいらっしゃると思うので、その方にお願いいただけるとありがたいです。
〇〇のような仕事でしたら私でも担うことができるかと思いますが、いかがでしょうか。
皆様もそれぞれおご事情がおありかとは思いますが、今後の行事などで私でもお手伝いできることがありましたら、都度、協力させていただきます。
今回は何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
PTA役員を断るときの注意点
PTA役員をお断りするときは、相手に不愉快な思いをなるべくさせないように伝えなければなりません。
身勝手な言い分にお断りすると逆効果なので、気を付ける必要があります。
「仕事で忙しい」は断る理由にならない
PTA役員をお願いされて最初に思い浮かぶのが「仕事が忙しい」という理由の方も多いと思います。
しかし、現在のPTA役員は仕事を持っている人が多いです。
共働きが増えていますからね。
そのため、仕事を理由に断ろうとしても「皆さんも仕事をしながらPTAやっています」と言われるのがオチですね^^;
仕事を理由に断る場合は、なぜ自分の仕事はPTAをできないのか(自分の代わりがおらず抜けられない・常に出張続きで戻ってこれないなど)を具体的に説明する必要があります。
断るための嘘をつかない
PTA役員を断りたいあまり、持病や介護を捏造してしまおうか…と考える方も多いと思います。
しかし、これはリスクが大きいのでやめるべきです。
小学校・中学校は校区もある程度一緒なので、いろいろなところで保護者の目があります。
「あの人、介護って言ってたのにいつもショッピングしてるわね」
「持病って言ってたけど、病院行ってるところ見たことない」
など、嘘がばれてしまう可能性もあります。
そうなると、親同士の関係はもちろんのこと、子供のお友達関係にまで悪影響を及ぼす可能性も。
一度バレてしまうと、信頼関係を回復するのにはかなりの時間がかかります。
やはり、PTA役員をお断りするために嘘をつくのはやめておきましょう。
逃げて返事をしない・無視をする
実際にたまにいるのが、返事をしない人です。
PTA役員をお願いされて「考えさせてください」などと言ったあと、そのまま返事をせずに放置する人がいます。
何度か電話連絡をしても無視して出ない、などという強者もいますが、これはとても失礼かつ迷惑な行為です。
また子供たちの人間関係にまで、影響する可能性もあります。
断る時はしっかりと相手に伝えることは最低限のマナーです。
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PTA役員は絶対にしないといけない?
PTA役員は絶対にやらなければならないものではありませんが、多くの学校では「子供1人につき1回はやる」という暗黙のルールが存在します。
PTA役員は各学校によって“暗黙のルール”が存在する場合が多いです。
そのため学校によってさまざまな事情がありますが、ほとんどの学校では子供1人につき1回はPTA役員をやるように言われます。
PTA役員に選ばれないために気を付けておくこと
PTA役員は「この人にぜひPTA役員をお願いしたい」という保護者を常に探しています。
そのため、日頃から目立つ保護者はターゲットになりやすい傾向にあります。
PTA役員の知り合いを作らない
PTA役員をやっている人と仲良くなると、今後PTA役員をお願いされる可能性が高くなります。
知り合いからのお願いは、やはり断りにくいですよね。
もともと知り合いの場合は仕方ありませんが、なるべく親しくなり過ぎないように遠まきに仲良くする方がいいです。
ママ友たちの間でまとめ役にならない
普段からママ友たちとの間でもまとめ役をしていると、何かの折に「あの方はまとめるのが上手だから」とPTA役員に推薦されてしまう可能性があります。
まとめたい時も適度にしておく必要がありますね。
先生とのつながりを強くしない
学校行事などで積極的にお手伝いなどをすると、先生方と親しくなることがあります。
そうすると、いざPTA役員の選出になったときに先生方から推薦されてしまうと、かなり逃げ場がありません。
行事などへの参加も適度にしておくといいですね。
サポートがないことを伝える
自分の親や家族が近くに住んでいると「今日子供はおばあちゃんに見てもらってるの」「子どもは親戚の家に泊まりに行ってる」などとママ友に話すこともあると思います。
それがPTAに伝わると「この人はサポートしてくれる身内がいるから、PTAをお願いしやすい」と判断されてしまいます。
そのため、家族のサポートが手厚いことはあまり周知しないようにするのがおすすめです。
PTA役員をやるならいつがおすすめ?
PTA役員を最低でも1回はやらなければいけないなら、いつやるのがいいか、気になりますよね。
PTA役員をやるなら、断然低学年がおすすめです。
低学年の親は、まだ学校行事の流れや動きをしっかり把握できていないこともあり、役員の仕事も負担の軽いものを任されることが多いからです。
負担の少ない仕事を任せてもらえるうちにやっておく方が楽なのでおすすめです。
逆に小学5~6年生の保護者になると、会長などを任されてしまう可能性が高いです。
ただし、下のお子さんがいるご家庭であれば、上の子が4年生ぐらいの時にやると、うまくいけば1度きりで終われる場合も。
もちろん学校の規模や人数による部分もありますが、とにかくPTA役員は小学4年生頃までに終わらせておきたいですね。
PTA役員になるメリットは?
とにかく負担が大きいPTA役員はデメリットばかり目立ちますが、メリットもあるのでご紹介します!
子どもの学校での活動を間近で見れる
PTA役員は学校行事などとの関わりが深くなるので、自分の子供が学校でどんな風に活動しているのか、一般の親よりもずっと間近で見ることができます。
幼稚園や保育園よりも小学校以上は子供の様子がなかなか見えない部分も多いので、これはPTA役員のメリットですね^^
他の保護者との交流が増える
知り合いやママ友が少なかった人でも、PTA役員になると様々な人と関わりを持つので、自然と知り合いが多くなります。
これまでなかなかお話する機会がなかった保護者の方々とも知り合えるキッカケになるので、交友関係を増やしたい方にはぴったりです^^
学校の先生とも話す機会が増える
子どもの学校生活での悩みなどを抱える保護者も多いと思います。
PTA役員になると、学校の先生方とも関わることが増えるので、これまでよりも先生とお話する機会が増えていろいろと聞けることも多いです。
先生がどんな人なのかもよく知れるので、親子にとってのメリットと言えますね^^
PTA役員の断り方と文例集まとめ
今回はPTA役員をスムーズに、そして丁寧にお断りする理由や文例集などについてご紹介しました。
なかなかマイナスなイメージも強いPTA役員ですが、実際に頑張ってくれているPTA役員の方々がいるからこそ、子供たちの学校生活もより充実したものになっています。
PTA役員を毎年断ることに頭を悩ませているなら、いっそ一回やってみるのもアリなのかもしれませんね^^
親も子供も学校での人間関係なども円満な学校生活を送れるようにしたいものです♪
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